事業案内business

1966年創業の稲沢合成工業を前身とする有限会社八勝化成は、プラスチック製品の製造と加工を専門とする事業を展開しています。製造と加工に加えて、お客様のニーズに応じて、組立および販売の工程でもきめ細かなサービスを提供しています。従来の金属製品に代わるものとして、プラスチック樹脂を原料とする製品は日本で1960年代から見られるようになりましたが、今日の社会では日用品から工業用製品まで、様々な分野で広く利用されるようになりました。熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂という特性が異なる2種類の樹脂の成型を手掛ける当社のプラスチック製品のラインナップは300種類以上にもおよび、それぞれの樹脂は専任の担当従業員が加工を施しています。当社の製品は、特殊な所では国内主要メーカーのオートバイやF1レーシングマシンのエンジン用プラグキャップ、農機具や農業用<ラジコンヘリコプター>の部品に始まり、身近な分野では各種スイッチの部品や浄水器のフィルターユニットまで、多岐にわたる分野で皆様にご利用いただいています。
お客様のご要望に応じて、試作品やサンプル品の製作、製品設計のアドバイス、また小ロットといった細かいご要望にもお応えすることができます。プラスチック製品のことであれば、まずは当社にご相談ください。

熱硬化性樹脂の成形・加工・組立・販売

1960年代に「プラスチックス」として普及し始めた当時のプラスチックは主に熱硬化性樹脂でした。これは成形時の加熱によって溶解した後に硬化する樹脂のことで、加工後は再度加熱しても溶解しません。成形に手間と時間を要しますが、強度と耐熱性に非常に優れているので、電気回路の絶縁部品、屋外工事などで使用されるコードリールのコンセント部分、燃焼機関(エンジンや発電機)のプラグキャップなど、厳しい環境で使用される重要な部分のパーツとして多く使われています。身近な所では、食器やお盆など耐熱性と強度が必要な日用品としても皆様の生活でご利用いただいています。現在のプラスチック加工は熱可塑性樹脂を使用したものが主流となっていますが、上記のような熱硬化性樹脂の特性を必要とする部品や用途がなくなることはありません。創業当時から手がけている熱硬化性樹脂の加工技術がF1マシンのプラグキャップ製品として採用されたという実績が物語るように、八勝化成は技術向上に対する努力を続けてきました。また、複雑な形状を成形できるインサート成形と呼ばれる加工処理を容易にする特殊機械など、最新の設備を多数導入し、高いクオリティでお客様のご要望にお応えできるよう努めています。